花粉症に悩む方へ、花粉飛散情報や、
予防・対策に役立つ情報をお届けします。

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花粉症の基本

花粉図鑑 アレルギーを引き起こす植物たち

ハンノキ(カバノキ科)

  • 学名:Alnus japonica
  • 別名:ハン(榛)、ヤチハンノキ(谷地榛の木)
  • 分類:カバノキ科ハンノキ属
  • 花粉飛散時期:1~4月頃
  • 分布:日本全国
  • 生育:山野の低地、湿地、沼に自生

高さ約15mの落葉高木。ハンノキ花粉症になるとシラカンバ花粉症にかかりやすくなります。リンゴやナシなどを食べたときに口の中がかゆくなるアレルギー症状が出ることもあります。

ウメ(バラ科)

  • 学名:Armeniaca mume
  • 別名:こうぶんぼく(好文木)、はるつげぐさ(春告草)、においぐさ(匂草)など多数
  • 分類:バラ科アンズ属
  • 花粉飛散時期:2~4月頃
  • 分布:日本全国
  • 生育:公園樹、庭園樹、庭木栽培

日本全国で栽培されています。花が八重の品種は花粉ができにくいので実がほとんどつきません。花粉の飛ぶ距離は短いため、症状がある人は近付かないようにすると良いでしょう。

ヤブツバキ(ツバキ科)

  • 学名:Camellia japonica
  • 別名:ツバキ(椿)
  • 分類:ツバキ科ツバキ属
  • 花粉飛散時期:2~4月頃
  • 分布:本州、四国、九州、沖縄
  • 生育:林の中、栽培品種は公園、街路樹など

東北以西の暖地に生育する常緑の小高木。ツバキ展が開催されるほど、栽培品種も多く種子からツバキ油を採油するなど、用途が広いです。

監修/写真提供
東邦大学理学部 NPO花粉情報協会
佐橋 紀男先生