花粉症に悩む方へ、花粉飛散情報や、
予防・対策に役立つ情報をお届けします。

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花粉症セルフケア

花粉シーズンに気をつけること:5つのポイント

花粉シーズンの始まり

そろそろスギ花粉症の季節が始まろうとしています。皆さんの周りにも花粉症と診断されている方が多いと思います。

東京では3.5人に1人が花粉症!?

東京都福祉保健局「花粉症患者実態調査報告書 平成19年9月」によると、東京都では、花粉症患者の割合が昭和60年前後に10%だったのが、平成8年には19.4%となり、平成18年は28.2%と、ここ約20年で約3倍、ここ約10年で約1.5倍と増加しています。今や3.5人に一人がスギ花粉症であると推定されており、多くの人が花粉症と診断されています。

花粉症のメカニズムとは!?

花粉症の発症メカニズムを簡単に説明します。花粉が体内に侵入して、体が排除すべきだと判断すると抗体を作ります。そして再び花粉が体内に侵入してきた時に抗体が「肥満細胞」というアレルギー反応を引き起こす細胞と結合することで、ヒスタミンなどの化学伝達物質を放出してかゆみなどの症状を引き起こすのです。花粉症の症状には、くしゃみや鼻みず、目のかゆみなどが挙げられますが、これはどちらも体内に入り込んだ花粉を外へ追い出すための反応なのです。

花粉シーズンに気をつけること:5つのポイント

花粉症のメカニズムから考えると、まずは花粉の体内への侵入を防ぐことが大切です。そのために日常生活で気をつけるべき5つのポイントをご紹介します。

  1. 外ではしっかりとマスクや眼鏡を装着する
  2. 帰宅時にはうがい手洗いをする
  3. 天気予報で日々の花粉量を確認して多い日はなるべく外出は控える
  4. 花粉症シーズンは布団や洗濯物をなるべく外に干さない
  5. ウールなどの花粉がつきやすい服はなるべく着ない

花粉症による鼻みずや目のかゆみなどの症状は、体のメカニズム上で起こる反応です。これらの症状を目印にしながら、まずは「花粉の侵入を防ぐこと」、次に「医療機関で診察を受けること」を心がけましょう。